仕舞う

陽は東から西へ仕舞い　水は空から海へ仕舞い
風は誘われ誘い仕舞い　人は生まれ地へ仕舞う

白い朝降る

よわいかさね しろい朝ふる
映るわが身に しろききざし
ここに向かう ことに感謝し
新たなること こころもちを
にぎみたまに ささげねがう

みなもみち

みずにうつる いまをうつす
愚かなる心は かぜさざなみ
輝くこころは 鏡のごときに

祝福のかぜに

存在するとは すでに愛され
いま愛されて ここにありし
無常にあるは 祝福に満ちて
温情のかぜに いまはためき

悠久にあり

悠久にながれ 自然はながれ
日々はながれ ひともながれ
ながれの悠久 ながれの時は
ながれて如何 ながれて今に

隙間からの世界は

隙間から覗く 青空は何も替わらずそこにあり
隙間から覗く こころは業に翻弄され右に左に

ときほぐ

柔らかい 陽射しが 凍てつく こころを ときほぐ
新たなる 目見えに 芽ぶきし こころは ときめき

あらたなる

こころを明らめ 日々をあらため
朝は夜を明らめ 日々はあらたに